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因縁と天命の情念型

前野佳彦著

(《思想*多島海》シリーズ, 17 . 事件の現象学||ジケン ノ ゲンショウガク ; 2)

法政大学出版局, 2009.11

タイトル読み

インネン ト テンメイ ノ ジョウネンガタ

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注記

参考文献: p293-297

内容説明・目次

内容説明

都市の創設自体が“事件”であった。あらゆる事件の淵源があったこの根源的事件が、地域集団に固有の定位の型を生む。集住的都市創設の本質をなす“運命”観の不在は、アジア的都市経験における自由の不在を意味しない。むしろ、その心性の基底に眠る“天命”観のもつ情念を覚醒させつつ、古代都市の“流通”世界に遍在した自由への視界を切り啓き、普遍に向けて記号人としての精神的登高を始めよう。そのとき眼下には、数千年に及ぶ“見えない都市”の夢の記憶が次第に浮かび上がる…。

目次

  • 序 都市的流通の脱自性と“東洋的”自由の根源
  • 第1部 “因縁”の定位世界(“意志の病い”と“世間現見”;“ガナ=サンガ”と“本生”的定位)
  • 第2部 “天命”の定位世界
  • (“作邑”と“天命”;天命的主体—“任侠の習俗”;易姓的弁証法—“文”と“義”;“替天行道”—見えない共同体)
  • 結び 記号人の定位の学としての“事件の現象学”

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB0026024X
  • ISBN
    • 9784588100178
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vii, 311, 7p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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