親鸞と学的精神
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親鸞と学的精神
岩波書店, 2009.11
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シンラン ト ガクテキ セイシン
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内容説明・目次
内容説明
人間社会に法的・倫理的正義を実現することはいかにして可能か—この社会哲学的問いは親鸞の思想に逢着する。親鸞の主著『教行信証』は、有限な人間が絶対知に至りうること(覚醒)を論証した学的な著作である。六巻からなるテキスト構造を解体し、世俗内人間が智慧を求める過程の現象学的叙述である「化身土」巻こそが『教行信証』の核心部分であることを見いだし、そこに親鸞の人間学を見る。親鸞思想の現代における可能性を切り開く社会哲学的考察。著者の絶筆。
目次
- 第1部 親鸞研究序説(清沢満之から親鸞へ;親鸞と方法の問題;親鸞における信の位置;親鸞と悪人の概念 ほか)
- 第2部 エセー(本願とは何か;凡夫とは何か;現代における悪の本質;漱石と親鸞)
「BOOKデータベース」 より