ネット帝国主義と日本の敗北 : 搾取されるカネと文化

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ネット帝国主義と日本の敗北 : 搾取されるカネと文化

岸博幸著

(幻冬舎新書, 156)

幻冬舎, 2010.1

タイトル読み

ネット テイコク シュギ ト ニホン ノ ハイボク : サクシュ サレル カネ ト ブンカ

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内容説明・目次

内容説明

今ネットの世界では、グーグル、アマゾンなどに代表される米国ネット企業だけが莫大な収益を上げ、一人勝ちしている。これらの企業は、オバマ政権の後押しも受け、その帝国主義的拡大をさらに押し進めている。一例であるグーグル・ブック検索の問題では、ヨーロッパ各国政府がグーグルの提示した和解案に反対の姿勢を明確に示し、国家の威信をかけた抵抗が始まった。このままでは、いつまでも毅然とした姿勢を示さず政策を間違い続ける日本だけが、カネと文化を搾取されてしまう。国益の観点からネットの危機的状況を初めてあぶり出す。

目次

  • 第1章 ネット上で進む一人勝ち(ネットがもたらしたプラスとマイナス;ネット・バブルの歴史;ネット上のサービスの構造)
  • 第2章 ジャーナリズムと文化の衰退(新聞の崩壊;音楽の崩壊;社会にとってのマイナス)
  • 第3章 ネット上で進む帝国主義(米国の帝国主義を助長するエコシステム;プラットフォームの米国支配の問題点)
  • 第4章 米国の思惑と日本が進むべき道(グーグル・ブック検索;米国の戦略と野望;ネット上のパラダイムシフトの始まり)
  • 第5章 日本は大丈夫か(プラットフォームを巡る競争の激化;ジャーナリズムと文化をどう守るか;日本はどうすべきか)

「BOOKデータベース」 より

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