誰もが人間らしく生きられる世界をめざして : 組織と言葉を人間の手にとりもどそう
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書誌事項
誰もが人間らしく生きられる世界をめざして : 組織と言葉を人間の手にとりもどそう
唯学書房 , アジール・プロダクション (発売), 2010.2
- タイトル別名
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誰もが人間らしく生きられる世界をめざして : 組織と言葉を人間の手にとりもどそう
- タイトル読み
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ダレモ ガ ニンゲンラシク イキラレル セカイ オ メザシテ : ソシキ ト コトバ オ ニンゲン ノ テ ニ トリモドソウ
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注記
対談: 辛淑玉, 湯浅誠
参考文献: p159-164
内容説明・目次
内容説明
軍隊を体験した政治学研究者の遺言。
目次
- 序章 誰もが人間らしく生きるために(貧困を見えるようにした「派遣村」;なお可視化されなかった現実;派遣村の歴史的意義(1)消極面:構造的破局の象徴;派遣村の歴史的意義(2)積極面:破局克服の萌芽;社会科学者の社会的責任;地域活動と世界的展望;本書の課題と視角;本書ができるまで)
- 第1章 人間と組織(組織は人間が作るもの—長い歴史の中で見ると;評定から一揆までの伝統;明治維新後の政治結社;日本の近代的発展に関する両面的評価;外見的立憲制下の組織—「上から」「外から」の導入;明治末の組織再編—半官半民団体の利用;昭和恐慌後の社会運動への対応;占領改革後から高度成長期まで;日本型近代化構造の終焉;第二次世界大戦に至る破綻と戦後の破綻との違いと共通性;日本全体の寄せ場化;戦前、sン後における新しい結社;市民運動の登場とその意味;人間運動の特徴)
- 第2章 人間と言葉(組織に対応した言葉の両面性;文化接触と周辺からの問い直し;明治初年の「自由」;社会進化論による天賦人権論の否定;明治憲法と教育勅語—二つの言葉;二つの言葉を融和させる試み;マルクス主義の歴史的役割とそれへの反動;昭和恐慌後のように軍国青年が育てられたか;敗戦・占領と「配給せれた『自由』」およびその後;60年安保と「民主主義」;中曽根民活路線と「戦後政治の総決算」;新自由主義における自由の意味;新しい言葉をつむぎ出すために)
- 結章 より人間らしい世界をめざし普通の市民は何をなすべきか(課題の再確認—「人間らしく生きる」とは;「普通の市民」の問題(1)「灰色の領域」;「普通の市民」の問題(2)「他者感覚」;人間らしい生き方を妨げるもの—貧困と暴力およびその関係;人間らしい生き方を支える基礎—環境を大切にする持続的社会;人間らしい生き方を促進する要因—教育とケア;現在の政治社会情勢の中で何をすべきか)
- 対談(辛淑玉×石田雄—抑圧された少数者の声は日本社会に届くのか?;湯浅誠×石田雄—現場からの声で政治に何をやらせるか)
「BOOKデータベース」 より