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江戸思想史講義

子安宣邦著

(岩波現代文庫, 学術 ; 235)

岩波書店, 2010.2

タイトル読み

エド シソウシ コウギ

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注記

岩波書店(1998.6)刊の文庫化

内容説明・目次

内容説明

江戸思想は、あまりにも無自覚に近代の眼差しのもとで再構成されてきたのではないか。本書は中江藤樹、山崎闇斎、伊藤仁斎、荻生徂徠、賀茂真淵、本居宣長など江戸期の重要な思想家の再検討を通して、江戸思想を読み直し、新たな江戸時代像で再び近代を反照する。

目次

  • 序 方法としての江戸
  • 第1章 中江藤樹 「孝」の教説と“孝子伝”との間
  • 第2章 山崎闇斎とその学派 「敬説」と「心法」の言語—日本的“内部”形成の言説
  • 第3章 伊藤仁斎(その一) 二つの『字義』・儒学の再構成と脱構築—『語孟字義』講義の上
  • 第4章 伊藤仁斎(その二) 「天命を知る」ということ—『語孟字義』講義の下
  • 第5章 三宅尚斎 「鬼神」と「理」—「祭祀来格」と朱子学派の言説
  • 第6章 荻生徂徠 先王の道は礼楽のみ
  • 第7章 中井履軒 近世儒者知識人の存在と知の位相
  • 第8章 賀茂真淵 万葉的世界の表象—文化的同一性形成の言説
  • 第9章 本居宣長(その一) 和歌の俗流化と美の自律—「物のあはれ」論の成立
  • 第10章 本居宣長(その二) 一国的始源の語り

「BOOKデータベース」 より

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