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悪夢への変貌 : 作家たちの見たアメリカ

福岡和子, 高野泰志編著 ; 丹羽隆昭 [ほか] 著

松籟社, 2010.2

タイトル別名

悪夢への変貌 : 作家たちの見たアメリカ

タイトル読み

アクム エノ ヘンボウ : サッカタチ ノ ミタ アメリカ

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注記

年表: 巻末pxiv-xvi

その他の著者: 中西佳世子, 竹井智子, 杉森雅美ほか

文献あり

内容説明・目次

内容説明

豊かさと平等を標榜する「理想の国」アメリカ。しかしこの国は、その理念・理想とは裏腹に、複雑かつ困難な問題をいくつも抱え込んできた。そうした現実に、アメリカ文学はどう立ち向かってきたのか。作家の想像力が描き出す「アメリカ」は、いかなる貌を見せるのか。文学が描く「アメリカの夢」の裏側。

目次

  • 第1章 「家庭」なき「家」の「日常」—『七破風の家』随想
  • 第2章 『大理石の牧神』の「幸運な堕落」をめぐる二重のプロット—十九世紀アメリカのデモクラシーとプロヴィデンス
  • 第3章 メルヴィルと貧困テーマ—声を上げる貧者たち
  • 第4章 『大使たち』とジェイムズのアメリカ—ニューサム夫人「殺し」を読み直す
  • 第5章 「新しいニグロ」と「白人なりすまし小説」—ハーレム・ルネッサンスの理想とパラドックス
  • 第6章 記憶のまなざし—「リンチの時代」のアメリカとフォークナーにおける暴力の表象
  • 第7章 禁酒法時代から読む「ドライ・セプテンバー」
  • 第8章 原罪から逃避するニック・アダムズ—「最後のすばらしい場所」と楽園の悪夢
  • 第9章 作家の作家の声—二つの「音声計画」に見る創作科の声の政治学
  • 第10章 際限のない可能性—リチャード・パワーズと『ガラティア2.2』

「BOOKデータベース」 より

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