自己言及テキストの系譜学 : 平安文学をめぐる7つの断章
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自己言及テキストの系譜学 : 平安文学をめぐる7つの断章
森話社, 2010.2
- : 新装版
- タイトル読み
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ジコ ゲンキュウ テキスト ノ ケイフガク : ヘイアン ブンガク オ メグル 7ツ ノ ダンショウ
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内容説明・目次
内容説明
平安期の日記文学や物語に「他者」「女」「家」「ミヤコ」「原郷」等はどのように描かれているのか。文化的アイデンティティの形成と古典文学・日本文化論との関係を視野に入れながら、「自己言及」の可能性と限界をさぐる。
目次
- 序章 自己言及テキストの意義と、その基礎づけ(オリエント幻想のなかの「平安文学」)
- 第1章 「ヒナ」と「ミヤコ」の狭間で(さすらいの旅の果て—『土佐日記』に見る音声中心主義と、その行方;ふるさとから遠く離れて—『更級日記』における「ミヤコ」と「ヒナ」)
- 第2章 テキストの「内」と「外」(啓蒙的理性の衰え、もしくは女房集団の文学—「女流日記文学」から「女房日記」へ;テキストの「内」と「外」—蛍巻「物語論」における、自己言及のパラドクス)
- 第3章 二つのテキストと、一つの自己像(囲い込まれ、横領される「女」の言説—『無名草子』のトポロジー;夭折の貴公子へのレクイエム—「モデル小説」としての『松浦宮物語』)
「BOOKデータベース」 より