文学言語の探究 : 記述行為論序説
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文学言語の探究 : 記述行為論序説
笠間書院, 2010.2
- タイトル読み
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ブンガク ゲンゴ ノ タンキュウ : キジュツ コウイロン ジョセツ
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内容説明・目次
内容説明
文学を言語において読み解くとはどういうことなのか。文学の言語行為について、「読むこと」「書くこと」といったことを言語認識論的な意味から考え直し、小林秀雄・川端康成を中心に、宮澤賢治・折口信夫・堀辰雄・夏目漱石の評論や小説を論じていく。作品に文学としての力を発動させているものは一体何か。文学の「言語活動」分析から、文学の可能性を改めて考える書。
目次
- 1 文学言語論の定位と展開(影響と伝達—文学論を制約する二つの言語観;輻湊する“読み”の中で“文学”を定位するもの—“差異化”と“非任意性” ほか)
- 2 小林秀雄・批評の言語をめぐって(ベルグソン体験の展開;意識と言葉—「Xへの手紙」までの小林秀雄 ほか)
- 3 川端康成・生動する文学言語(川端文学の言語観—言語不信が要請する言語依存;「伊豆の踊子」その“風景”の発見と“旅”の造形—「山越えの間道」の調査から ほか)
- 4 記述行為の身体性へ(宮澤賢治『雪渡り』の歌声;折口信夫『死者の書』の“近代” ほか)
「BOOKデータベース」 より