書誌事項

年金と子ども手当

高山憲之著

(一橋大学経済研究叢書, 57)

岩波書店, 2010.3

タイトル読み

ネンキン ト コドモ テアテ

大学図書館所蔵 件 / 178

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献一覧: p121-124

内容説明・目次

内容説明

二〇〇七年春に約五〇〇〇万件の記録漏れが発覚した日本の年金。その記録漏れは今も生じており、将来もゼロにはできない。宙に浮いた年金記録はアメリカで二・五億件、イギリスで一・二億件も存在する。日本の年金水準は下げていくはずであったのにもかかわらず、デフレ下で逆に上昇しつづけている。子ども手当の導入で利益が多いのは、共稼ぎ世帯よりも専業主婦世帯である…等々驚きの新事実を明らかにする。

目次

  • 第1章 日本における年金記録問題(問題の所在;年金記録管理の実態および記録漏れ・給付漏れの原因;政府と対応;年金記録改ざんの深層;年金記録問題への中長期的対応)
  • 第2章 諸外国における年金記録問題と税・社会保険料の一体徴収(米英等における宙に浮いた年金記録問題;各国の社会保障番号制度と税・社会保険料の一体徴収)
  • 第3章 基礎年金の見直し—税方式化と最低保障年金化をめぐって(社会保険方式の長所と短所;税方式化の長所と短所;税方式化による年金負担の増減—粗い試算;消費税財源の最低保障年金—新たな提案)
  • 第4章 年金の2009年財政検証に寄せて(持続的賃金デフレ下におけるモデル年金水準の上昇;年金給付水準の示し方;経済前提に対する考え方;年々の収支とバランスシート;年金制度の抜本改革へ;民主党の所得比例年金案;年金数理部局の独立・中立機関化)
  • 第5章 子ども手当の導入効果(問題の所在;推計方法;民主党案の主要な推計結果;代替案に対する主要な推計結果;推計結果の要約;残された課題)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB01409859
  • ISBN
    • 9784000099172
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xv, 127p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ