万葉の色 : その背景をさぐる
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万葉の色 : その背景をさぐる
笠間書院, 2010.3
増補版
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マンヨウ ノ イロ : ソノ ハイケイ オ サグル
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Description and Table of Contents
Description
日本人に把握された豊饒な色の原点はどこにあるのか。万葉集・懐風藻・古事記・日本書紀・続日本紀・風土記はもとより、正倉院文書をはじめ、金石文・木簡等の記録的資料を取りあげることで、わが国の色彩の源流を辿る。上代日本社会の色彩のあり方を探る書。
Table of Contents
- 万葉の染色
- 万葉の紫とその背景
- 上代の黄—とくに万葉の「黄〓(しつ)」について
- 上代の赤—顔料を主に
- 万葉の「知らに」と、「白土」「胡粉」「白粉」について
- 「佛造る眞朱足らずは」攷
- 「白珠は人に知らえず」攷
- 万葉の緑児—当時の戸籍から考える
- 上代の馬—とくに黒馬と、その意義
- 色の霊力—「化」という事象を一例として
- “陰陽五行説”の影響—万葉を主に
- 万葉のしるしの背景—上代の祥瑞について
- 万葉の人びとの色彩観
- 天武天皇のある一面
- 大伴家持の心情の一端
- 増補版論文(色と『万葉集』のかかわり;古代歌謡の方法—色彩について;万葉から古今へ—色彩の変遷;万葉の色;譬喩歌と寄物陳思歌—衣服の色彩をとおしてみた;紅乃深染;あかねさす;“やまとたけるのみこと”垣間見)
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