源氏物語の人々の思想・倫理

書誌事項

源氏物語の人々の思想・倫理

増田繁夫著

(人文学のフロンティア : 大阪市立大学人文選書, 1)

和泉書院, 2010.3

タイトル別名

源氏物語の人々の思想倫理

タイトル読み

ゲンジ モノガタリ ノ ヒトビト ノ シソウ リンリ

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内容説明・目次

内容説明

源氏物語に描かれる人妻の「密通」をはじめ男女の関係とその倫理、神と人間、「良心」の発生、自然と人間の関係などを取り上げ、平安時代の社会と人間の姿を追求、新鮮な視点から多くの問題を提起する。

目次

  • 第1章 「恥の文化」の社会に生きる人々(「人笑はれ」という道徳律;「恥の文化」と「罪の文化」;他人に見られていない悪行は存在しないに同じ)
  • 第2章 人間を超越する存在についての観念(「天」「天道」という摂理;漢語「天」の概念の定着;「仏天の告げ」と天道思想;「天眼」と「そらにつきたる目」;「そら怖ろし」と「そら恥づかし」という感覚)
  • 第3章 源氏物語の男女の関係(源氏物語の主題は人妻の「密通」である;人妻の「密通」は「悪」か;柏木と女三宮の密通事件;柏木の「良心」の萌芽;本居宣長の「物のあはれ」の論)
  • 第4章 自然と人間(白砂青松の光景;庭園の思想;世俗出離のねがいと山里志向)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB01887883
  • ISBN
    • 9784757605534
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    大阪
  • ページ数/冊数
    iv, 189p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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