源氏物語の人々の思想・倫理
著者
書誌事項
源氏物語の人々の思想・倫理
(人文学のフロンティア : 大阪市立大学人文選書, 1)
和泉書院, 2010.3
- タイトル別名
-
源氏物語の人々の思想倫理
- タイトル読み
-
ゲンジ モノガタリ ノ ヒトビト ノ シソウ リンリ
大学図書館所蔵 件 / 全112件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
源氏物語に描かれる人妻の「密通」をはじめ男女の関係とその倫理、神と人間、「良心」の発生、自然と人間の関係などを取り上げ、平安時代の社会と人間の姿を追求、新鮮な視点から多くの問題を提起する。
目次
- 第1章 「恥の文化」の社会に生きる人々(「人笑はれ」という道徳律;「恥の文化」と「罪の文化」;他人に見られていない悪行は存在しないに同じ)
- 第2章 人間を超越する存在についての観念(「天」「天道」という摂理;漢語「天」の概念の定着;「仏天の告げ」と天道思想;「天眼」と「そらにつきたる目」;「そら怖ろし」と「そら恥づかし」という感覚)
- 第3章 源氏物語の男女の関係(源氏物語の主題は人妻の「密通」である;人妻の「密通」は「悪」か;柏木と女三宮の密通事件;柏木の「良心」の萌芽;本居宣長の「物のあはれ」の論)
- 第4章 自然と人間(白砂青松の光景;庭園の思想;世俗出離のねがいと山里志向)
「BOOKデータベース」 より