転校生とブラック・ジャック : 独在性をめぐるセミナー
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書誌事項
転校生とブラック・ジャック : 独在性をめぐるセミナー
(岩波現代文庫, 学術 ; 238)
岩波書店, 2010.5
- タイトル別名
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転校生とブラックジャック : 独在性をめぐるセミナー
- タイトル読み
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テンコウセイ ト ブラック ジャック : ドクザイセイ オ メグル セミナー
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注記
本書は2001年6月、岩波書店より刊行された。
内容説明・目次
内容説明
脳と身体が入れ替わってしまった「転校生」の一人である“私”は、ブラック・ジャックのような天才的な外科医の手術によって、もとの“私”に戻ることができるのか?もし火星に“私”と全く同じ身体と記憶を持つ人間が作られたら、それは“私”であると言えるのか?SF的思考実験をもとに、先生と十二人の学生のセミナー形式で綴られる、独在論をめぐる第一級の哲学的議論。
目次
- 序章 火星に行った私は私か
- 第1章 人称の秘密—デカルト『省察』からの逸脱的セミナー
- 第2章 私的規則の本質—Dのレポート
- 第3章 「転校生とブラック・ジャック」—本文の提示と、それをめぐる短いセミナー
- 第4章 なぜぼくは存在するのか—Eのレポート
- 第5章 存在と持続—パーフィットの『理由と人格』第三部をめぐる継続的セミナー
- セミナー1 火星への遠隔輸送は可能か
- セミナー2 デカルトはカントを超える?
- セミナー3 独在性とは何か
- 第6章 中心化された可能世界—Fのレポート
- 第7章 談話室—肖学的議論のための要諦
- 第8章 記憶の変化は記憶できない—Gのレポート
- 終章 解釈学・系譜学・考古学
「BOOKデータベース」 より