永井荷風ゾライズムの射程 : 初期作品をめぐって

書誌事項

永井荷風ゾライズムの射程 : 初期作品をめぐって

林信蔵著

春風社, 2010.4

タイトル別名

永井荷風 : ゾライズムの射程 : 初期作品をめぐって

ゾライズムの射程 : 永井荷風の初期作品をめぐって

タイトル読み

ナガイ カフウ ゾライズム ノ シャテイ : ショキ サクヒン オ メグッテ

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注記

2009年3月に京都大学大学院人間・環境学研究科に提出した課程博士の学位論文「ゾライズムの射程 : 永井荷風の初期作品をめぐって」に基づく

参考文献: 巻末pvii-xv

内容説明・目次

内容説明

生物学的リアリズムや自由間接文体などのゾラの技法を、荷風はいかに摂取し、実践したか。テキストの精緻な読解と多角的な検証によって、荷風の初期作品にあらたな光をあてる比較文学的論考。

目次

  • 序章(荷風と日本自然主義の初期段階;荷風のゾライズムを検証する意味 ほか)
  • 第1章 初期作品の生成過程—執筆時期の推定を中心として(『地獄の花』の脱稿時期;『地獄の花』におけるゾラ『制作』からのエピソードの摂取 ほか)
  • 第2章 永井荷風と“自然主義”—その理解と実践という視点から(『実験小説論』をこえて;初期作品執筆当時の荷風の英語力 ほか)
  • 第3章 ゾラからの文体論的影響—自由間接文体の摂取を中心にして(特異な文体;自由間接文体と語り ほか)
  • 終章(荷風のゾライズム;換喩的想像力 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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