国際連盟 : 世界平和への夢と挫折
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書誌事項
国際連盟 : 世界平和への夢と挫折
(中公新書, 2055)
中央公論新社, 2010.5
- タイトル読み
-
コクサイ レンメイ : セカイ ヘイワ エノ ユメ ト ザセツ
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注記
主要参考文献: p288-292
国際連盟関連年表: p293-296
内容説明・目次
内容説明
第一次世界大戦の悲劇を繰り返さないため、一九二〇年に史上初の普遍的国際組織として生まれた国際連盟。常任理事国、集団安全保障、一国一票原則など、その後の国際関係の枠組みを創り、当初は各国間の紛争解決に貢献した。だが三〇年代、満州事変、再軍備をめぐり日独が脱退、国際環境の激変のなか理想は徐々に潰えていく。本書は、二六年間の軌跡を精緻に辿る。さらに四大国の一角を占めた日本・日本人の行動に光を当てる。
目次
- 序章 国際組織の源流—第一次世界大戦以前
- 第1章 国際連盟の発足—四二の原加盟国(民間による構想—大戦中の模索;パリ講和会議—連盟規約をめぐる駆け引き;「大国」となった日本;アメリカの不参加)
- 第2章 希望と実現の時代—一九二〇年代の試み(理事会と総会;ドイツ加盟とブラジル脱退;国際紛争への対応—頻発する領土・国境問題;経済・社会・人道・文化面への対応;一九二〇年代と国際連盟—米ソとの関係)
- 第3章 国際連盟と日本—外交大国としての可能性(協力関係の模索;活躍した日本人;日本国内での評価—普及活動と限界)
- 第4章 紛争・戦争の時代へ—苦闘の一九三〇年代(満州事変—連盟を舞台にした日中の攻防;試練—エチオピア侵攻とスペイン内戦;拡大する課題—経済・社会・人道面)
- 終章 連盟から国連へ—第二次世界大戦中の活動と終焉
「BOOKデータベース」 より