聴耳草紙
著者
書誌事項
聴耳草紙
(ちくま学芸文庫, [サ26-1])
筑摩書房, 2010.5
- タイトル読み
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キキミミ ゾウシ
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注記
"1964.9に筑摩叢書として、1993.6にちくま文庫として、筑摩書房より刊行された"--巻末より
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
岩手県遠野—山深き地でありながら、古くから交易の要衝として栄え、懐に豊かな伝承と記憶をいだいて生きてきた里。この地に生まれた佐々木喜善が柳田国男に故郷の伝承を語って聞かせたことから名著『遠野物語』が誕生し、日本の民俗学が出発した。喜善はその後も長い時間をかけて遠野の伝承・昔話を掘り起こし、記録しつづけ、のちに「日本のグリム」と讃えられる存在となる。その仕事の集大成といえる本書には、いにしえの日本に息づいていた不思議な、愉快な、奇想天外な、あるいは怖い物語がぎっしりと詰まっている。日本人の心の故郷ともいうべき珠玉の物語集。
目次
- 聴耳草紙
- 観音の申子
- 田螺長者
- 蕪焼笹四郎
- 尾張中納言
- 一目千両
- 炭焼長者
- 山神の相談
- 黄金の臼
- 尽きぬ銭緡〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より