石川淳と戦後日本
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石川淳と戦後日本
(日文研叢書 = Nichibunken Japanese studies series)
国際日本文化研究センター , ミネルヴァ書房 (発売), 2010.4
- タイトル読み
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イシカワ ジュン ト センゴ ニホン
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注記
附録: ウィリアム・J. タイラー『荒魂』翻訳遺稿
石川淳年譜: p311-362
参考文献: 論文末
内容説明・目次
内容説明
戦前・戦後にわたって幅広い活躍をし、日本の文芸・文化に多大な影響を残した石川淳。小説はもとより、日本古典への評論随筆や現代語訳、最新の思想を踏まえた時評など、文化全般に対するその鋭い批評眼は、大戦後の日本文化を考える上で不可欠なものになっている。本書では、この不世出の作家、石川淳の戦後について、学際的・国際的な視野から明らかにする。急逝したウィリアム・J・タイラーによる『荒魂』翻訳遺稿も掲載。
目次
- 『荒魂』を改まって読む—A More Formal Reading of Aratama
- 第1部 石川淳—敗戦後一〇年(空白の「帝国」—石川淳「窮菴売卜」その他;無頼の使徒—石川淳の戦後十年、太宰治、坂口安吾を超えて ほか)
- 第2部 敗戦後作品の世界(石川淳の「焼け跡のイエス」をめぐって;『燃える棘』の構造と生成—裸形の女人像をめぐる否定の精神 ほか)
- 第3部 敗戦後の文化状況のなかで(石川淳と演劇—「千田是也演出のために」の射程;アルベール・カミュ受容史における『夷齋俚言』 ほか)
- 第4部 石川淳—六〇年代以降(『荒魂』—運動する象徴主義;一九六八年の運動を振り返って—『天馬賦』再読 ほか)
「BOOKデータベース」 より