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三国志演義の世界

金文京著

(東方選書, 39)

東方書店, 2010.5

増補版

タイトル読み

サンゴクシ エンギ ノ セカイ

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注記

初版は1993年に発行

『三国志演義』主要テキスト一覧: p291-297

内容説明・目次

内容説明

物語としての『三国志演義』は、いかに作られたのか。正史『三国志』に基づいた史実と、フィクションを交えた叙述のスタイルを分析する。さらに唐代以前から明清代にいたる『演義』の成立事情、謎につつまれた作者羅貫中の人物像、関羽・劉備・張飛ら登場人物のキャラクターの変遷など、奥深い作品世界を案内する。後半では、『演義』の研究にも大きな影響を与えた民間伝承『花関索伝』、明清代の書坊による出版戦争、『演義』に反映された正統論や五行思想など、物語の背後にある文化や世界観も描き出す。本「増補版」では、初版から十七年を経た研究の進展を随所に反映させるとともに、日本と韓国における『演義』受容の様相を第九章として新たに加えた。

目次

  • 1 物語は「三」からはじまる
  • 2 『三国志』と『三国志演義』—歴史と小説
  • 3 『三国志』から『三国志演義』へ—歴史から小説へ
  • 4 羅貫中の謎
  • 5 人物像の変遷
  • 6 三国志外伝—『花関索伝』
  • 7 『三国志演義』の出版戦争
  • 8 『三国志演義』の思想
  • 9 東アジアの『三国志演義』

「BOOKデータベース」 より

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