否定と言語理論
著者
書誌事項
否定と言語理論
開拓社, 2010.6
- タイトル別名
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Negation
- タイトル読み
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ヒテイ ト ゲンゴ リロン
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注記
参考文献: 各論末
内容説明・目次
内容説明
否定とその関連現象は人間の言語と認知に深く関わり、それらの構造と機能およびそのインターフェイスの解明に不可欠な基礎をなす。本書では現代言語学の観点から統語論・意味論・語用論・史的研究における最新の研究成果を提供する。それぞれの領域における論考は、トピックとアプローチの両面において多彩である。広範な領域からの知見をもとに、否定の全体像を明らかにし、さまざまな研究領域やアプローチの相互理解と将来の発展の可能性を探る。
目次
- 第1部 統語論(否定と統語論;否定辞移動と否定の作用域;文否定と否定素性移動;両極性表現;否定一致表現の構成要素と認可の方略;否定極性と統語的条件;否定構造と歴史的変化—主要部と否定極性表現を中心に;日本語否定文と文法化—シカ類の変化と変異を中心に;室町時代における否定推量・否定意志の表現;初期近代英語における否定構文—Lampeter Corpusの調査から)
- 第2部 意味論(否定と意味論;数詞とりたての「も」と否定;「しか」の意味特性と否定;現代日本語の否定とアスペクト・テンス)
- 第3部 語用論(否定と語用論;否定極性への機能論的アプローチ;談話分析から見た否定:談話機能を探る;新ぐらいス学派語用論からみた否定の諸問題—否定的な推意から否定へ;否定と(間)主観性—認知文法における否定;否定:対立と超越)
「BOOKデータベース」 より