世直し教養論
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世直し教養論
(ちくま新書, 848)
筑摩書房, 2010.6
- タイトル読み
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ヨナオシ キョウヨウロン
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内容説明・目次
内容説明
日本人は、今、あらゆることに疲れている。閉塞感が漂い始めてから、かれこれ二十年を閲したが、われわれは生き方の輪郭をつかめないまま、社会とともに磨りへっていくほかないのだろうか。生を支える“教養”の形を描き直すことはできないのか。本書は、経験と思想のつながりに立ちながら、文化、政治、教育、身体を結ぶ教養像を求めたひとつの試論である。個人の成長(徳の涵養)と社会の再建(デモクラシーの復興)を接続する可能性へ、もう一度。
目次
- 第1章 近代の成れの果て
- 第2章 日本近代の教養主義
- 第3章 近代という問題、デモクラシーの苦悩
- 第4章 大学の崩壊—啓蒙の放棄、永続する幼年期
- 第5章 身心の教養を取り戻す
- 第6章 社会で生きること
- 補章 日本流ポストモダン・リベラルの危うさ—近代主義・反近代者からの手紙
「BOOKデータベース」 より