明治国家の終焉 : 1900年体制の崩壊

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明治国家の終焉 : 1900年体制の崩壊

坂野潤治著

(ちくま学芸文庫, [ハ-32-1])

筑摩書房, 2010.6

タイトル別名

明治国家の終焉 : 一九〇〇年体制の崩壊

大正政変

タイトル読み

メイジ コッカ ノ シュウエン : 1900ネン タイセイ ノ ホウカイ

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注記

『大正政変』(ミネルヴァ書房 1994年刊)の改訂改題

文献リスト: 巻末pi-iv

内容説明・目次

内容説明

「1900年体制」とは、官僚閥の桂太郎と議会第一党・政友会の原敬によって構築された協調体制である。それは日露戦争後の金融界・産業界・都市部住民の主張を制限し、陸海軍と農村地主の利益を最優先しようとするものだった。ところが、軍部は陸軍と海軍に、官僚は大蔵と内務・鉄道院に、与党は積極財政派と行財政整理派に分裂し、野党・立憲国民党を巻き込んで政界は四分五裂に陥る。「民衆運動」もそれに共振し、統治システムの再編は迷走を続けた。「1955年体制」の崩壊を通奏低音としながら、予算問題の政治対立に焦点を当て、近代日本の臨界点となった「大正政変」の軌跡をたどる。

目次

  • 第1章 桂園時代の成立と展開(桂園時代の開幕;桂園時代下の攻防)
  • 第2章 桂園時代の崩壊(桂園時代の終焉;第二次西園寺内閣の退陣)
  • 第3章 大正政変(大正政変;山本内閣の成立と崩壊)
  • 第4章 大隈内閣の成立と大正政変期の終焉(大隈内閣と世論;増師の実現)

「BOOKデータベース」 より

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