東アジアにおける公共性の変容

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東アジアにおける公共性の変容

藤田弘夫編著

(慶應義塾大学東アジア研究所叢書)

慶應義塾大学出版会, 2010.6

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東アジアにおける公共性の変容

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ヒガシアジア ニオケル コウキョウセイ ノ ヘンヨウ

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参考文献あり

Description and Table of Contents

Description

東アジアという世界を中心に、社会秩序の根幹をなす「公共性」という視点から社会文化間の比較研究をおこない、グローバリゼーションのなかで変容を迫られている公共性のあり方を論じる。

Table of Contents

  • 第1部 東アジアの公共性の概念の重層と変容(公共性の比較社会学;「新しい公共性」論へ—実証的社会学からの提案;伝統的家族制度と「公」「私」の観念—中国と日本の社会比較を通じて;台湾における市民的公共性の構築を巡る学術と政策の動向—陳其南の「公民社会」論とその政策的実践を手掛かりに)
  • 第2部 東アジアの公共性の諸相(中国人のペイメント感覚と公私関係—公共観とペイメントシステムの変遷;中国における人口政策の変遷と公共観の変貌;日台の高速鉄道公共輸送の比較—パラダイムキャッチアップのタイムラグに見る公共性の差異;中国都市の公共空間試論—ギルド会館、広場、住宅団地および「公共建築」をめぐって;ベトナムにおける“公共性”—戦争・都市・市場経済;韓国の放送制度にみる公共性の変化)
  • 第3部 東アジアの公共性の基層と変貌(村落合併から考える中国農村の「公」;日常生活から考える中国の公共性;18‐20世紀の北京における下水道・糞尿処理にみる公共観;中国の地方都市における公共性の一側面—『漁民』の廟の活動を事例として;中国貴州省の観光化と公共性—ミャオ族の民族衣裳を中心として)
  • 第4部 外国系住民と公共性の交錯(北東アジアのグローバル化—エスニシティとナショナリズムの交錯を考える;サンフランシスコの華人新移民団体における相互扶助の公共性:福建会館を事例に;外国人集住地域における「ローカルな公共性の再構築」が意味するもの—日系ブラジル人の集団団地の事例から;EUにおける人の越境移動と公共性—重層化する公共空間と移民外交(Migration Diplomacy))

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