ジョイス探検
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ジョイス探検
(MINERVA歴史・文化ライブラリー, 17)
ミネルヴァ書房, 2010.6
- タイトル読み
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ジョイス タンケン
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注記
著者の論文に加筆修正したもの (第3章は2001年京都大学に提出した修士論文、その他は2009年に同大学に提出した博士論文の一部となったもの)
ジョイスの肖像あり
内容説明・目次
内容説明
二十世紀最高の書き手であるアイルランド人作家ジェイムズ・ジョイス。言語芸術の最高到達点と評される彼の小説の魅力とは「物語の多層性」である。一つひとつの作品や単語の背景にはギリシャ神話やラテン文学、アイルランド歌謡など広大な世界が広がっている。本書ではジョイス作品を年代順にたどりながら、背後に隠された事象を多角的に分析し、その奥深さに迫る。
目次
- 第1章 妻の恋人あるいは空虚のヴィジョン—『ダブリンの人々』最終短編「死者たち」
- 断章 ノラの恋人あるいは空虚のヴィジョン
- 第2章 英雄たちの飛翔と墜落—『若き芸術家の肖像』
- 第3章 愛しき母の忌まわしき幻想—『ユリシーズ』第一挿話「テレマコス」
- 第4章 浴槽に咲く一輪の花々—『ユリシーズ』第五挿話「食蓮人」
- 第5章 幻想を見る息子と共に息子の幻想を見ること—『ユリシーズ』第十五挿話「キルケ」
- 第6章 午前三時十八分、永遠の終わり—『ユリシーズ』第十八挿話「ペネロペイア」
「BOOKデータベース」 より