神・死・時間
著者
書誌事項
神・死・時間
(叢書・ウニベルシタス, 449)
法政大学出版局, 2010.7
- : 新装版
- タイトル別名
-
Dieu, la mort et le temps
神死時間
- タイトル読み
-
カミ・シ・ジカン
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注記
初版(1994年刊)の新装版
原著 (Paris : Éditions Grasset & Fasquelle, c1993) の全訳
主要人名索引: 巻末
内容説明・目次
内容説明
ソルボンヌで二つの講義の、「死と時間」、「神と存在−神−学」)を復元、ヘーゲル、ハイデガーを綿密に読解し、ベルクソン、ブロッホらに新たな論考を加える講義録。カント、ヘーゲル、ベルクソン、ハイデガー、ブロッセ、セルバンテス、デカルトらのテクスト解読を通じての、思考発酵のドキュメント。
目次
- 死と時間(最初の問いかけ;私たちは死について何を知っているか;他者の死と私の死;避けることのできない道—ハイデガー;現存在の分析論;現存在と死;死と現存在の全体性;時間の起源としての死に臨む存在;死、不安、恐れ;死を起点として思考された時間;ハイデガーのこちら側—ベルクソン;根底的な問い—ハイデガーに対するカント;カント読解;いかにして虚無を思考するか;ヘーゲルの回答—『大論理学』;『大論理学』読解;『大論理学』から『精神現象学』へ;『精神現象学』読解;死という擾乱—ヘーゲルからフィンクへ;死についての別様の思考—ブロッホを起点として;ブロッホ読解;時間を起点として死を思考すること;結論として—さらに問いかけること)
- 神と存在‐神‐学(ハイデガーから始める;存在と意味;存在と世界;倫理を起点として神を思考すること;“同”と“他”;主体—客体の相関関係;主体性の問題;カントと超越的理想;“語ること”としての意味;倫理的主体性;超越—偶像崇拝と世俗化;ドン・キホーテ、呪縛と飢え;無—起源性としての主体性;自由と責任;存在論からの出口としての倫理的関係;責任の常軌—逸脱;“語ること”の真摯さ;“無限者”の栄光と証し;意識から予言へ;不眠を称えて;経験の外へ—デカルト的な無限者の観念;「不在と化すほどに超越的な」神)
「BOOKデータベース」 より