現代沖縄の歴史経験 : 希望、あるいは未決性について

書誌事項

現代沖縄の歴史経験 : 希望、あるいは未決性について

冨山一郎, 森宣雄編著

(日本学叢書, 3)

青弓社, 2010.7

タイトル別名

現代沖縄の歴史経験 : 希望あるいは未決性について

タイトル読み

ゲンダイ オキナワ ノ レキシ ケイケン : キボウ、 アルイワ ミケツセイ ニツイテ

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内容説明・目次

内容説明

宿命的に沖縄経験を背負わせ、当事者として据え置いたうえで、饒舌に、また正しさを競い合いながら解説される「沖縄問題」がある。問われているのは、たんに当事者こそが経験を語るべきだということでは、ない。問題は、こうした饒舌な解説が何を回避し、いかなる事態を怖れているのかということにある。そして回避行動から離脱し始めるとき、経験にかかわる言葉は別の連累を担うはずだ。そこに本書の言葉たちは据えられる。その場所は、始まりであって、正しさではない。

目次

  • 歴史経験、あるいは希望について
  • 第1部 主権という問題(沖縄という言語道断、あるいはその語りの不可能性—国学としてのアメリカ研究と冷戦アジア研究の共犯的忘却;韓国における沖縄学の現在—〓(ゆぅぐぅ)と〓(りゅぅきゅぅ)の間 ほか)
  • 第2部 連累する経験(「ジェンダーの視点」から生まれる関係性—沖縄の女性関連施設における労働過程に関する一考察;島の経験を受け継いで—慶良間諸島における「集団自決」と共同体 ほか)
  • 第3部 希望について(暴力と歓喜—フランツ・ファノンの叙述と目取真俊『虹の鳥』から;怒りの海からの奮起—アメリカ軍占領下の沖縄におけるコザ蜂起 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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