黒い森のグリム : ドイツ的なフォークロア
著者
書誌事項
黒い森のグリム : ドイツ的なフォークロア
郁文堂, 2010.4
普及版
- タイトル別名
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Grimm
Der Grimmsche dunkle Wald : auch ein Beitrag zur frühen deutschen Volkskunde
黒い森のグリム : ドイツ的なフォークロア
- タイトル読み
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クロイ モリ ノ グリム : ドイツテキ ナ フォークロア
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注記
あとがきに「初版<オリジナル版>」を「改訂改装のうえ上梓」したとあり
テキスト・参考文献: p333-350
内容説明・目次
内容説明
ほの暗い森。木々が鬱蒼と茂り、光りを通さない杳い森。一度入ったらさまようしかないほど広大な森。暗中模索してしまう不気味な森。五里霧中さながら見通しの立たない森。どこに通じているのか分からない、不思議な森。だからこそ、今となっては国の名前となった「ドイツ」という語は、当時どのような意味合いを持っていたのか。冥界へと通じているかもしれない冥い森。そして、ほのかに香る未知なるものに満ちた森。
目次
- 第1部 メルヒェンの森(『子どもと家庭のためのメルヒェン集』における森と人間;森の中の「動くもの」;森の中の「動かないもの」—「自然のもの」を中心に ほか)
- 第2部 伝説の森(『ドイツ伝説集』における森の描写;森の中の「異教的なもの」;森の中の「キリスト教的なもの」—世界観の移行をてがかりに ほか)
- 第3部 理念の森(「古のもの」、「自然なもの」と「詩的なもの」—『古いドイツの森』序文をてがかりに;樹木の生長と水の循環—自然のメタファーと「ニーベルンゲン的なもの」あるいは「土着のもの」;「南方のもの」と「北方のもの」、そして「ドイツ的なもの」—紀行文をてがかりに ほか)
- エピローグ 『ドイツ神話学』における「聖なる森」についての考察
- 補足資料
「BOOKデータベース」 より