隣のアボリジニ : 小さな町に暮らす先住民
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書誌事項
隣のアボリジニ : 小さな町に暮らす先住民
(ちくま文庫, [う-32-1])
筑摩書房, 2010.9
- タイトル読み
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トナリ ノ アボリジニ : チイサナ マチ ニ クラス センジュウミン
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注記
参考文献: p246
内容説明・目次
内容説明
独自の生活様式と思想を持ち、過酷な自然のなかで生きる「大自然の民」アボリジニ。しかしそんなイメージとは裏腹に、マイノリティとして町に暮らすアボリジニもまた、多くいる。伝統文化を失い、白人と同じように暮らしながら、なおアボリジニのイメージに翻弄されて生きる人々。彼らの過去と現在をいきいきと描く、作家上橋菜穂子の、研究者としての姿が見える本。池上彰のよくわかる解説付き。
目次
- 序章 先住民は遠きにありて思うもの…?
- 第1章 地方の町のアボリジニ(どの子がアボリジニ?—最初の驚き;伝統文化から遠く離れて—ミンゲニューのアボリジニの今;アボリジニが星の下で生まれていた頃—ローズマリーおばさんの思い出;殺されかけた赤ん坊—ローラの父の話;いまも残る掟)
- 第2章 港町ジェラルトンのアボリジニ(「良いアボリジニ」と「悪いアボリジニ」;元気なマリアンと娘たち;親族がいっぱい;退屈という闇)
- 第3章 過去への旅(滅びるか白人になるか;大牧場で生まれて、町へ—ドリーとジョンの物語;枕木の家からの出発—ジェインとマリアンの物語;隔離と同化の狭間で—伝統集団から切り離されたギア一家;「原住民居留地(Native Reserve)」での日々—ローラの物語)
- 終章 隣のアボリジニ
「BOOKデータベース」 より