紫式部・定家を動かした物語 : 謙徳公の書いた豊蔭物語
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書誌事項
紫式部・定家を動かした物語 : 謙徳公の書いた豊蔭物語
(新典社新書, 52)
新典社, 2010.9
- タイトル別名
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紫式部定家を動かした物語
- タイトル読み
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ムラサキシキブ テイカ オ ウゴカシタ モノガタリ : ケントク コウ ノ カイタ トヨカゲ モノガタリ
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注記
参考文献: p158-159
内容説明・目次
内容説明
藤原伊尹(謙徳公)が自分を卑官の人物・倉橋豊蔭に仮託し、八人の女性たちとの恋愛遍歴を歌物語風につづった、豊蔭物語。その内容については、源氏物語の柏木と女三の宮の恋物語を紫式部が着想する契機にもなったといわれ、物語中の冒頭和歌は小倉百人一首にも収載された。紫式部と藤原定家とを動かした作品でありながら、知られざる古典であった豊蔭物語を読む。
目次
- 豊蔭物語の文学史上の位置—伊勢物語・私家集・歌語りのことなど
- 豊蔭物語の構成—八人の女達と序文・語り手
- 1段(序段) 「豊蔭に異ならぬ女」との恋—百人一首45番の歌
- 2段 「宮仕へする人」(小野好古女)との恋
- 3段 「大炊の御門わたりなりける人」との恋
- 4段 「忍びて住みわたりける人」との恋
- 5段 「内裏わたりなりける人」との恋
- A部の跋文
- 6段 「西の京わたりなりける女」との恋
- 7段 「中の御門わたりなりける女」(本院侍従)との恋〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より