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たそがれの国

安藤礼二著

筑摩書房, 2010.9

タイトル読み

タソガレ ノ クニ

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内容説明・目次

内容説明

近代日本思想の根源のありかを追い求めてきた気鋭の批評家が、柳田國男の描いた生と死のあわいの薄明を透視し、折口信夫、泉鏡花、中上健次、村上春樹、大江健三郎、さらに笙野頼子など、“特異な系譜”の作品を読み解く。歴史の呪縛の解体に挑む渾身の評論集。

目次

  • はじめに—『遠野物語』の百年
  • 1 たそがれの国—柳田國男・泉鏡花・折口信夫(たそがれの国—『遠野物語』論序説;精霊たちの物語—柳田國男とメーテルリンク ほか)
  • 2 世界文学の解体—中上健次・村上春樹・大江健三郎(世界の果てで、かたちもなく—大庭みな子「三匹の蟹」を読む;物語の「うつほ」—中上健次『宇津保物語』論 ほか)
  • 3 現代文学の可能性—阿部和重・古川日出男・笙野頼子(愛の新世界—阿部和重『ピストルズ』論;小説家として、そして新しい地図作製者として—古川日出男『ハル、ハル、ハル』 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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