語り合うことばの力 : カムイたちと生きる世界
著者
書誌事項
語り合うことばの力 : カムイたちと生きる世界
岩波書店, 2010.9
- タイトル別名
-
語り合うことばの力 : カムイたちと生きる世界
- タイトル読み
-
カタリアウ コトバ ノ チカラ : カムイ タチ ト イキル セカイ
大学図書館所蔵 件 / 全130件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
表紙・カバー(ジャケット)絵: 北原次郎太. 章扉イラスト: 小笠原小夜
内容説明・目次
内容説明
私たちは「文字のない言語は遅れている」などと思い込んではいないだろうか。けっしてそうではない。文字のない社会での話しことばは圧倒的に豊かで、深く、そして力強い。ことばを通じて動植物、火や水など身の回りの自然、カムイたちと共に生きるアイヌの人々の日常生活から、さまざまな歌、壮大な物語まで、豊饒な語りの世界を紹介し、文字を持つことで記憶を失い、自然を侮り、語り合いを怠ってきた私たちの生き方を見つめなおす。
目次
- 第1章 人は世界と語る(水のせせらぎ、鳥の羽音、はぜる炎;「祈り」によって語りかける;カムイとの駆け引き;誰の中にも憑神が住んでいる)
- 第2章 この世でもあの世でも人は語り合う(広い大地で人と出会う;死者たちと語り合うとき;争いを避け、ことばを戦わす)
- 第3章 歌い、楽しみ、知恵を伝える(メロディにあふれた生活;カムイが語る「ものがたり」;語り継がれる思想と論理;時間と空間を越えて戦う超人たち)
- 第4章 人のいとなみとことば(誰の口から語るか;男の語ることば、女の語ることば;幸も不幸せも名前で書く;地名から伝わるその土地の姿)
「BOOKデータベース」 より