作ることの日本近代 : 一九一〇-四〇年代の精神史

書誌事項

作ることの日本近代 : 一九一〇-四〇年代の精神史

伊藤徹編

(Sekaishiso seminar)

世界思想社, 2010.10

タイトル別名

作ることの日本近代 : 一九一〇-四〇年代の精神史

タイトル読み

ツクル コト ノ ニホン キンダイ : 1910 40ネンダイ ノ セイシンシ

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注記

本書関連年表: p281-289

参考文献あり

人名索引: 巻末pi-iv

内容説明・目次

内容説明

「作ること」の視点から日本の近代化を再検討する。物を作り人を作る力とはなにか。近代化のかたちの根源に向かって、夏目漱石・柳宗悦・萬鉄五郎・高田保馬・小原國芳・三木清・中井正一・保田與重郎・堀口捨己などを取り上げ、分野を横断しつつ問いかける。

目次

  • 序 作ることの日本近代に寄せて
  • 第1章 深淵をなぞる言葉—夏目漱石『彼岸過迄』のパースペクティヴィズム
  • 第2章 作り手の深層—柳宗悦における神秘と無意識
  • 第3章 「個性」の来源—萬鉄五郎・生ける静物
  • 第4章 近代的知の臨界—高田保馬の利益社会化の法則
  • 第5章 “生命”探求の教育—小原國芳の修身科教授論
  • 第6章 虚無のなかの構想力—三木清・技術哲学の立場
  • 第7章 運動としての「模倣」—中井正一の挑戦
  • 第8章 神話の造形—保田與重郎と知/血の考古学
  • 第9章 「手仕事」の近代—地方の手工芸と一九三〇年代
  • 第10章 一九三〇‐四〇年代の建築における「日本的なもの」と行為概念

「BOOKデータベース」 より

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