責任という原理 : 科学技術文明のための倫理学の試み
著者
書誌事項
責任という原理 : 科学技術文明のための倫理学の試み
東信堂, 2010.10
- : 新装版
- タイトル別名
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Das Prinzip Verantwortung : Versuch einer Ethik für die technologische Zivilisation
The imperative of responsibility : in search of ethics for the technological age
- タイトル読み
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セキニン ト イウ ゲンリ : カガク ギジュツ ブンメイ ノ タメ ノ リンリガク ノ ココロミ
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注記
底本: 原著の初版(Frankfurt am Main : Insel Verlag, 1979)を底本とし、単語訂正済の再版(Suhrkamp, 1989)を参照して翻訳. 要約英語版(University of Chicago Press, 1984)は部分的参照
英語版タイトルはpxxviiによる
ヨナスの著書目録: p414-417
参考文献: p417
索引: p423-438
内容説明・目次
内容説明
今こそ全存在の未来を担う「責任という原理」へ。「希望」とは、確実な裏書きもなしに、現在が未来へ向け振り出した約束手形だ。そして「持続可能な開発」などの耳障りのいい決まり文句が示すように、人類はなお「希望という原理」に浸蝕されたままである。未来への「責任」の強い自覚なしに推進される「希望」は、すなわち悪しき終末への道だ。強権という前近代的な方途を超えて人類の英知を糾合するため、今こそ全存在に対する人類の歴史的責任を告知・論証した本書再読・熟読の時だ。
目次
- 第1章 人間の行為の本質は変わった
- 第2章 基礎問題と方法問題
- 第3章 目的と「存在の中での目的の位置」について
- 第4章 善(良さ)、当為、存在—責任の理論
- 第5章 今日の責任—危機にさらされる未来と進歩思想
- 第6章 ユートピア批判と責任の倫理
「BOOKデータベース」 より