書誌事項

社会的共通資本としての川

宇沢弘文, 大熊孝編

(Social common capital)

東京大学出版会, 2010.11

タイトル別名

Rivers as social common capital

社会的共通資本としての川

タイトル読み

シャカイテキ キョウツウ シホン トシテノ カワ

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注記

欧文タイトルは標題紙裏による

内容: 口絵, はしがき(宇沢弘文, 大熊孝), 目次, プレビュー(宇沢弘文), 序章 社会的共通資本としての川を考える, 第I部 持続可能な治水と利水の実践(第1章 20世紀の河川思想を振り返る-第4章 技術にも自治がある), 第II部 リベラリズムとしての脱ダム思想(第5章 コモンズにはじまる信州ルネッサンス革命-第10章 八ッ場ダム中止への道のり), 第III部 コモンズによる川の共有(第11章 自然としての川の社会性と歴史性-第14章 地方分権), あとがき(大熊孝), Social common capital発刊にさいして(宇沢弘文), 編者・執筆者紹介

参考文献: 章末

収録内容

  • 社会的共通資本としての川を考える / 宇沢弘文 [執筆]
  • 20世紀の河川思想を振り返る / 蔵治光一郎 [執筆]
  • 水利文明伝播のドラマ : スリランカから日本へ / 茂木愛一郎 [執筆]
  • 都江堰と2300年の水利 : 四川省大地震からの復興 / 石川幹子 [執筆]
  • 技術にも自治がある : 治水技術の伝統と近代 / 大熊孝 [執筆]
  • コモンズにはじまる信州ルネッサンス革命 : 「脱ダム」宣言のアスピレーション / 宇沢弘文 [執筆]
  • 脱ダムから緑のダムへ : エコロジカル・ニューディール政策としての森林整備 / 関良基 [執筆]
  • 吉野川第十堰と緑のダム : 「流域主義」の視点から / 中根周歩 [執筆]
  • 宝としての球磨川・川辺川にダムはいらない / 高橋ユリカ [執筆]
  • なぜダム建設は止まらないのか / 岡田幹治 [執筆]
  • 八ッ場ダム中止への道のり / 嶋津暉之 [執筆]
  • 自然としての川の社会性と歴史性 / 高橋裕 [執筆]
  • 川・魚・文化 : 天塩川水系・サンル川から考える / 小野有五 [執筆]
  • 淀川における河川行政の転換と独善 / 宮本博司 [執筆]
  • 地方分権 : 川を住民が取り戻す時代 / 神野直彦 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

川は誰のものか。川とそれを取り巻く住民に正面から向き合ってきた執筆陣が、先人の知恵をふまえながら、「脱ダム」思想の意義を論じ、コモンズによる川の共有を説く。人と川との新しい付き合い方の提言。

目次

  • 社会的共通資本としての川を考える
  • 第1部 持続可能な治水と利水の実践(20世紀の河川思想を振り返る;水利文明伝播のドラマ—スリランカから日本へ;都江堰と2300年の水利—四川省大地震からの復興;技術にも自治がある—治水技術の伝統と近代)
  • 第2部 リベラリズムとしての脱ダム思想(コモンズにはじまる信州ルネッサンス革命—「脱ダム」宣言のアスピレーション;脱ダムから緑のダムへ—エコロジカル・ニューディール政策としての森林整備;吉野川第十堰と緑のダム—「流域主義」の視点から;宝としての球磨川・川辺川にダムはいらない;なぜダム建設は止まらないのか;八ッ場ダム)
  • 第3部 コモンズによる川の共有(自然としての川の社会性と歴史性;川・魚・文化—天塩川水系・サンル川から考える;淀川における河川行政の転換と独善;地方分権—川を住民が取り戻す時代)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB03935987
  • ISBN
    • 9784130302517
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    x, 436p, 図版 [6] p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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