フランス的思考 : 野生の思考者たちの系譜
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書誌事項
フランス的思考 : 野生の思考者たちの系譜
(中公新書, 2087)
中央公論新社, 2010.12
- タイトル別名
-
フランス的思考 : 野生の思考者たちの系譜
- タイトル読み
-
フランステキ シコウ : ヤセイ ノ シコウシャ タチ ノ ケイフ
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注記
参考文献: p236-242
内容説明・目次
内容説明
「理に合ったもの」だけをすくい上げ、正確な判断を得ようとする、デカルト起源の合理主義。自国の言語・歴史の普遍性に対する信頼から根を広げた普遍主義。両者こそフランス的思考の根幹とされるが、一方には、反合理主義・反普遍主義の脈々たる流れがある。この地下水脈から養分を吸い上げ、豊饒な地平を切り開いたサド、フーリエ、ランボー、ブルトン、バタイユ、バルトらを読み解くことで、フランス的思考の本質に迫る。
目次
- 序章 合理主義と普遍主義
- 第1章 倒錯の倫理学—マルキ・ド・サド
- 第2章 情念の政治学—シャルル・フーリエ
- 第3章 錯乱の詩学—アルチュール・ランボー
- 第4章 革命の美学—アンドレ・ブルトン
- 第5章 欲望の経済学—ジョルジュ・バタイユ
- 第6章 快楽の教育学—ロラン・バルト
- 終章 抵抗と例外
「BOOKデータベース」 より