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国家建設と民族自救 : 国民革命・国共分裂から一致抗日へ

野村浩一, 近藤邦康, 村田雄二郎責任編集 ; 光田剛, 中村元哉編集協力

(新編原典中国近代思想史, 第5巻)

岩波書店, 2010.12

タイトル別名

国家建設と民族自救 : 国民革命国共分裂から一致抗日へ

タイトル読み

コッカ ケンセツ ト ミンゾク ジキュウ : コクミン カクメイ・コッキョウ ブンレツ カラ イッチ コウニチ エ

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注記

年表: 巻末p1-6

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

第5巻では、国民革命軍の北伐から、抗日戦争が全面化するまでの時期を扱う。この時期の中国には、どのような政治体制を選ぶべきか、民主政治はいかにして可能か、大衆化へと進む都市文化や困窮する農村社会にいかに向きあうか、といった様々な課題が浮上していた。そして満州事変は、国共対立の状況下で、民族が団結して「抗日」にあたるという重い課題を突きつけた。戦争への危機意識が強まるにつれて、中国の領域や辺彊問題、民族文化への関心も高まってゆく。そうした思想的模索のなかから、「毛沢東路線」とその思想が形成されてくる。「国民革命の展開と動態」「南京国民政府の成立」「満州事変」「民族自救と文化・学術の地平」「毛沢東の戦略と哲学」の五章構成から成る。

目次

  • 1 国民革命の展開と動態(国民革命軍北伐出兵にあたり将士に告げる書(蒋介石);湖南農民運動視察報告(抄)(毛沢東) ほか)
  • 2 南京国民政府の成立—訓政から憲政へ(訓政網領(中国国民党・胡漢民);人権と約法(胡適) ほか)
  • 3 満洲事変—統一、抗日、民主(一致して奮起し、共に滅亡の危機を救おう(蒋介石);中華民国国難救済会宣言 ほか)
  • 4 民族自救と文化・学術の地平(農村・都市・ジェンダー;科学と救国 ほか)
  • 5 毛沢東の戦略と哲学(中国革命戦争の戦略問題(抄)(毛沢東);中国の抗日民族統一戦線の当面の段階における任務(毛沢東) ほか)

「BOOKデータベース」 より

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