宿
著者
書誌事項
宿
(百年文庫, 65)
ポプラ社, 2011.2
- タイトル読み
-
ヤド
大学図書館所蔵 件 / 全147件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
収録内容
- 鳴沢先生 / 尾崎士郎著
- 零落 / 長田幹彦著
- 惜春の賦 / 近松秋江著
内容説明・目次
内容説明
「今夜と明日の晩だけ—明後日になればきっと払えるからね」。簡易宿泊所の常連にして無銭飲食の常習者、ナルザワ先生の恬淡たる生き様(尾崎士郎『鳴沢先生』)。冬間近い北海道で出会った零落の旅役者一座に、同情の念を禁じ得ない私。自らの放浪体験に題材を取った長田幹彦の出世作(『零落』)。病床に臥せった故郷の老母に思いを残しつつ、男は遊興にふける。美しい春の風景が胸に沁みる(近松秋江『惜春の賦』)。浮浪、落魄、そして漂泊—仮の宿に人生を託した男たちの物語。
「BOOKデータベース」 より