藤原定家論
著者
書誌事項
藤原定家論
笠間書院, 2011.2
- タイトル別名
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藤原定家論
藤原定家論
藤原定家論
- タイトル読み
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フジワラ テイカ ロン
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注記
博士学位授与論文 (東京大学, 2005年) を基にして, 改訂・増補を行ったもの
『明月記』音楽記事年表(新訂増補): p268-334
内容説明・目次
内容説明
表現摂取の分析を踏まえた中世和歌の展開を、藤原定家を中心に考察する。改作に伴う本文の変化、文献学的研究の進展や新資料の紹介を踏まえ、摂取源である本歌や本説の本文を再検討。摂取歌の新たな解釈を導き、その表現意図を明らかにする書。定家老年期の作とされてきた『藤河百首』についても享受史を踏まえ、検討を加える。
目次
- 第1編 万葉摂取論—俊頼から定家へ(源俊頼の万葉摂取歌;定家本『俊頼髄脳』の万葉歌;藤原定歌『百人一首』自撰歌考;藤原定歌の万葉摂取歌)
- 第2編 物語摂取論—俊成から定家へ(藤原俊成自讃歌考;藤原定家と『大和物語』;建仁元年『仙洞五十首』恋歌考)
- 第3編 改作論(藤原定家の自詠改作;『新勅撰和歌集』の本文形成;『宮河歌合』考)
- 第4編 享受論—注釈の本文と言説(『藤河百首』の再検討;『藤河百首』の表現;『内裏名所百首』の有注本をめぐって)
- 附編 『明月記』の写本と文化史資料としての意義(東京大学総合図書館所蔵『明月記』;国立国会図書館所蔵『明月記』;『明月記』と音楽)
「BOOKデータベース」 より