日本断層論 : 社会の矛盾を生きるために
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日本断層論 : 社会の矛盾を生きるために
(NHK出版新書, 347)
NHK出版, 2011.4
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日本断層論 : 社会の矛盾を生きるために
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ニホン ダンソウロン : シャカイ ノ ムジュン オ イキル タメ ニ
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森崎和江年譜: p251-269
Description and Table of Contents
Description
植民地という原罪、中央の論理で容赦なく切り捨てられる坑夫たち、消費され踏みにじられる女性—一枚岩とされた戦後日本に走る数々の断層に鋭く注目し、それらを克服しようとしなやかな思索を重ねてきた森崎和江。末端労働者や女性たちの苦脳、谷川雁や埴谷雄高など戦後知識人の素顔を、孫世代の論客が聞き出していく。格差社会の今日、なおも存在する断層に苦しむ人たちに向けた、異色の日本・日本人論。
Table of Contents
- 第1章 「前と後ろからピストルでねらわれている」—植民地という原罪(安部磯雄の影響;「朝鮮人を尊敬しなければダメだ」 ほか)
- 第2章 「私には顔がなかった」—「日本」への違和(学徒動員から終戦へ;「日本でどう生きていこうか」 ほか)
- 第3章 「無名にかえりたい」—サークル村から闘争へ(石炭って何だろう?;「弟の仇を討とう」 ほか)
- 第4章 「侵略と連帯は紙一重」—朝鮮との再会(『第二の性』と『第三の性』;朝鮮半島との再会 ほか)
- 第5章 「ほんとうの日本に出会わなきゃ」—土着、辺境、いのち(露天商の後を追いかけて;排泄とエロス ほか)
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