古代王権論 : 神話・歴史感覚・ジェンダー
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書誌事項
古代王権論 : 神話・歴史感覚・ジェンダー
岩波書店, 2011.4
- タイトル別名
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古代王権論 : 神話歴史感覚ジェンダー
- タイトル読み
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コダイ オウケンロン : シンワ・レキシ カンカク・ジェンダー
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注記
参考文献・資料一覧: p237-246
内容説明・目次
内容説明
歴史を語るモノとしての系譜・神話を独自の視点から読み解き、古代における「歴史感覚」の特質を解明するとともに、ジェンダーと権力をめぐる普遍的な議論をふまえた斬新な女帝論を提示。古事記・日本書紀により垂直の時間軸をもつ王統譜として成型された「王権の歴史」の枠組みを超え出て、私たちの古代認識を根底から問いなおす、新しい日本古代王権論。
目次
- 第1章 系譜(“生の子”と“祖の子”—古系譜の語りと類型;「上祖」をめぐって—原ウヂの歴史意識;鉄剣銘からタテ系図へ—“過去”と向き合う自己;モノの名・カミの名・ヒトの名—“過去”の可塑性)
- 第2章 神話(三輪山祭祀と麻多智伝承;始原を語るモノと「み世」;神婚伝承の中のヒメ;王権神話の飛翔と“ヒメの死”;雄略と推古—重層する“記憶”)
- 第3章 王権(冊封と王位継承;王名の“記憶”;“記憶”から王統譜へ)
- 第4章 女帝(推戴と「遺詔」—推古;“譲位”と「皇祖母尊」—皇極;「天つ神の御子」—持続;宣命にみる“歴史”の創出—元明・元正;「皇緒」の確定—奈良時代政争史の結末)
「BOOKデータベース」 より