民族という虚構
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民族という虚構
(ちくま学芸文庫, [コ34-1])
筑摩書房, 2011.5
増補
- タイトル読み
-
ミンゾク トイウ キョコウ
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注記
参考文献: p343-358
初版(東京大学出版会, 2002.10)の増補改訂
内容説明・目次
内容説明
“民族”は、虚構に支えられた現象である。時に対立や闘争を引き起こす力を持ちながらも、その虚構性は巧みに隠蔽されている。虚構の意味を否定的に捉えてはならない。社会は虚構があってはじめて機能する。著者は“民族”の構成と再構成のメカニズムを血縁・文化連続性・記憶の精緻な分析を通して解明し、我々の常識を根本から転換させる。そしてそれらの知見を基に、開かれた共同体概念の構築へと向かう。文庫化にあたり、新たに補考「虚構論」を加えた。
目次
- 第1章 民族の虚構性
- 第2章 民族同一性のからくり
- 第3章 虚構と現実
- 第4章 物語としての記憶
- 第5章 共同体の絆
- 第6章 開かれた共同体概念を求めて
- 補考 虚構論
「BOOKデータベース」 より