書誌事項

ハインツ・コフート : その生涯と自己心理学

チャールズ・B・ストロジャー著 ; 羽下大信, 富樫公一, 富樫真子訳

金剛出版, 2011.6

タイトル別名

Heinz Kohut : the making of a psychoanalyst

ハインツコフート : その生涯と自己心理学

タイトル読み

ハインツ・コフート : ソノ ショウガイ ト ジコ シンリガク

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注記

文献あり

内容説明・目次

内容説明

偉大な精神分析家ハインツ・コフートの生涯と、彼が自己心理学の立場を確立するまでの道筋をたどる伝記である。コフートが教鞭をとっていたシカゴ精神分析研究所で訓練を受けた原著者が、19年かけて、コフートの家族や友人・同僚・患者へのインタビューや、手紙・論文の調査を行って完成させた。コフートは欲動論や構造論の問題点を明らかにし、フロイトの理論を超えたメタ心理学を作り上げた。また彼は、精神分析実践がなぜ共感的でなければならないのか、なぜ分析家はオープンな存在でなければならないのかを、理論的に明らかにしてくれた。惹かれてしまうけれども同時に嫌悪感もおぼえるという、人間らしい多くの矛盾に満ちたコフートの存在を、確かに感じ取ることのできる一冊である。2001年グラディバ賞(NAAP精神分析学会)受賞。2001年ピューリッツァ賞ノミネート、2005年ゲーテ賞(カナダ精神分析学会)受賞作品の翻訳書。

目次

  • 第1部 ウィーン1913‐1939(先史;はじまり ほか)
  • 第2部 フロイトの足跡を踏んで1939‐1965(新しいアメリカ人としての自己;遂に、精神分析 ほか)
  • 第3部 呪縛から離れて1965‐1970(新しい形態;エルセの死 ほか)
  • 第4部 理論とムーブメント1971‐1977(死と自己;怒りについて ほか)
  • 第5部 英雄の誕生1977‐1981(英雄と指導者;Z氏自伝 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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