金井美恵子の想像的世界
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金井美恵子の想像的世界
水声社, 2011.6
- タイトル読み
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カナイ ミエコ ノ ソウゾウテキ セカイ
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内容説明・目次
内容説明
言葉に対する鋭敏な感覚により、常にこれまでの文学史や社会制度を戦略的に転覆してきた作家、金井美恵子。小説内に頻出する「水」、「皮膚」、「不在」といったモチーフから、作家の世界観を鮮やかに浮かび上がらせる。
目次
- 序論 「不在=現前」論
- 1(水・蜜・桃 テクストの聖痕;水の誘惑 柔らかな強度;水=文字、猫の舌の描く)
- 2(それは“あ”からはじまる;書くことの苛立ち—『岸辺のない海』を読む;羅列と反復 統辞論的な失調について)
- 3(悪意に充ちた接近の危うさ;一義性を揺らす分裂的な強度;穏やかで不穏な隣接の試み)
- 4(「「声を包む」声を包む」声を…—『恋愛太平記』を読む;あふれでる繋辞領域—『柔らかい土をふんで、』を読む;記憶的・映像的・編集的—『噂の娘』を読む)
「BOOKデータベース」 より