外邦図 : 帝国日本のアジア地図
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書誌事項
外邦図 : 帝国日本のアジア地図
(中公新書, 2119)
中央公論新社, 2011.7
- タイトル読み
-
ガイホウズ : テイコク ニホン ノ アジア チズ
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注記
参考文献: p273-282
内容説明・目次
内容説明
明治初期から第二次世界大戦終結まで、日本がアジア・太平洋地域について作製した「外邦図」。陸軍が中心となり、戦争と植民地統治の「道具」として、朝鮮、中国、東南アジアと、進出に先駆けて作られた。その手段は、複製、秘密測量、空中撮影であり、現地での衝突も少なくなかった。本書は、初期の陸軍将校たちの偵察測量、日露戦争戦場での争奪、越境空撮など、従来知られていなかった作製の内実と利用の歴史を明らかにする。
目次
- 外邦図の世界
- 近代国家と地図作製
- 草創期の外邦図作製—海外地理情報の編集
- 朝鮮半島の偵察と測量—日朝修好条規締結以後
- 中国大陸の偵察と測量—陸軍将校たちの「旅行」
- 日清戦争と初期外邦図
- 日清戦争とその後—臨時測図部設置とロシアとの角逐
- 日露戦争—地図争奪と後方での測量
- 日露戦争終結後の臨時測図部
- 植民地の土地調査事業—台湾・朝鮮・関東州
- 第一次世界大戦・シベリア出兵と外邦測量
- 空中写真による地図作製の発展
- 満州事変から第二次世界大戦へ—中国と南方の外邦図
- 外邦図作製の拡大と敗戦
- 外邦図と現代
「BOOKデータベース」 より