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古代神話の研究

小村宏史著

(新典社研究叢書, 219)

新典社, 2011.9

タイトル読み

コダイ シンワ ノ ケンキュウ

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注記

学位審査論文『古代神話の研究』 を基礎とし、数編の論文を加え再構成したもの

内容説明・目次

内容説明

神話は歴史的事実そのものではない。しかしそれがいかに荒唐無稽な内容を含もうとも、決して現実と無関係なところに生まれ得るものではないのも事実である。日本古代の文献にみられる神話記事を考察対象とし、七・八世紀における我が国の共同体において、神話テキストの生成に何が期待されたのかを明らかにする。

目次

  • 第1部 形成される神話(大和三山歌の神話;ヲロチ退治神話に関する一考察;古代性を排除する王権神話)
  • 第2部 大和王権をささえる神話—『古事記』『日本書紀』の世界像(『古事記』におけるスサノヲ像;「妣国根之堅州国」をめぐって—「黄泉国」との関係;『古事記』 における天皇短命起源譚;ヤマトタケルの東征—「さねさし」歌謡に導かれる王化の要素;イザナキ・イザナミの生成行為—陰陽二元論とのかかわり)
  • 第3部 地方氏族の神話—『出雲国風土記』の世界像(『出雲国風土記』の世界—「所造天下大神」と中央神話;『出雲国風土記』におけるオホナムチ像;「所造天下大神」の造形—祀り、祀られる神として;『出雲国風土記』の阿遅須枳高日古命神話;出雲国造の求めた神話—神話テキストとしての『出雲国風土記』)

「BOOKデータベース」 より

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