実存と構造
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実存と構造
(集英社新書, 0610C)
集英社, 2011.9
- タイトル読み
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ジツゾン ト コウゾウ
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内容説明・目次
内容説明
二十世紀を代表する二つの思想—実存主義と構造主義。この「実存」と「構造」という概念は、実は表裏の関係にあり、人生に指針を与え、困難な時代を生きるための思考モデルでもある。同時代的に実存主義と構造主義の流れを体験してきた作家が、さまざまな具体例、文学作品等を示しつつ、今こそ必要な「実存」と「構造」という考え方について、新たな視点で論じていく。
目次
- 第1章 実存という重荷を負って生きる(宇宙の秘密に触れた医学生;「それでも地球は動く」と実存はつぶやく ほか)
- 第2章 実存を包み込む国家という概念(近代哲学は民衆を救えるか;国家を支える人倫という概念 ほか)
- 第3章 隠された「構造」の発見(構造は目には見えない;隠された構造があらわになる ほか)
- 第4章 実存から構造へ—大江健三郎の場合(日本における実存主義文学;私小説は実存主義文学の宝庫 ほか)
- 第5章 実存から構造へ—中上健次の場合(戦後生まれの文学が始まる;転機となったフォークナーとの出会い ほか)
「BOOKデータベース」 より