現代日本建築家列伝 : 社会といかに関わってきたか
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現代日本建築家列伝 : 社会といかに関わってきたか
(河出ブックス, 035)
河出書房新社, 2011.10
初版
- タイトル読み
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ゲンダイ ニホン ケンチクカ レツデン : シャカイ ト イカニ カカワッテ キタカ
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内容説明・目次
内容説明
建築家の果たしてきた役割を無視して現代社会は語れない。彼らはいかに時代と格闘してきたか、社会と関わってきたか—。丹下健三から、焦土の風景から出発して高度経済成長期を経験した世代、70年代の不景気にじっくりと力を蓄えた世代、バブル期にデビューした世代、阪神大震災やバブル崩壊の後に活動を始めた世代、そして21世紀に頭角をあらわした新世代まで、世界的に高く評価されている建築家たちの仕事に、戦後から3・11に至る日本社会のすがたを読む。写真80点超、現代日本建築家「系譜図」付き。
目次
- 1 焦土の風景を乗りこえて—1910‐30年代生まれ(丹下健三—大東亜の時代と国民的建築家;黒川紀章—仏教とメタボリズム;磯崎新—挙行と現実に引き裂かれた建築家)
- 2 閉じた箱から開放的な空間へ—1940年代生まれ(安藤忠雄—環境を映しだすコンクリートの幾何学;伊東豊雄—情報化時代の新しい建築;坂本一成—自由な建築、あるいは重層的なシステムの構成;藤森照信—天下無双の建築(史)家;飯島直樹—境界線上のインテリア)
- 3 透明で軽やかな建築の出現—1950年代生まれ(SANAA—空間の形式を再構築するデザイン;妹島和世—距離のねじれを生む、ガラスのランドスケープ;西沢立衞—映像と言葉を超える建築;隈研吾—疾走するゲームプレイヤー)
- 4 しなやかに環境と状況を読む—1960年代生まれ(アトリエ・ワン—ポスト・バブルのニッポン的リアル;阿部仁史—メディア・スーツとしての建築;手塚建築研究所—ストレート・モダン、あるいは建築の郷土;遠藤秀平—地球を計測するジオメトリー)
- 5 グローバリズムか、ガラパゴスか—1970年代生まれ(藤本壮介—新しい幾何学へ;石上純也—無重力の風景、相対性の空間;原理と現象—1970年代生まれの建築家たち)
- おわりに—3・11以降の建築
「BOOKデータベース」 より