金融が乗っ取る世界経済 : 21世紀の憂鬱
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書誌事項
金融が乗っ取る世界経済 : 21世紀の憂鬱
(中公新書, 2132)
中央公論新社, 2011.10
- タイトル別名
-
金融が乗っ取る世界経済 : 21世紀の憂鬱
- タイトル読み
-
キンユウ ガ ノットル セカイ ケイザイ : 21セイキ ノ ユウウツ
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内容説明・目次
内容説明
過去三〇年間、アングロ・サクソン諸国の資本主義の進展には一つの目立った特徴があった。金融業が実体経済に対する支配権を強化していく「経済の金融化」傾向である。時として金融市場が危機状態に陥ることだけが金融化を問題視する根拠ではない。それは、社会、政治、教育などにも憂うべき結果をもたらす現象なのだ。金融改革、弊害の是正はいかにあるべきか。日本の社会や資本主義への理解が深い碩学による警世の書。
目次
- 金融化ということ
- 資本市場の規模拡大
- 実体経済の付加価値の配分
- 証券文化の勃興
- 社会を変える金融化
- 金融化の普遍性、必然性?
- 学者の反省と開き直り
- 「危機を無駄にするな」
- 国際協調
- 「適切な」報酬制度
- 現状維持に終わる金融改革
- 金融化は不可逆的か
「BOOKデータベース」 より