探偵小説の社会学
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探偵小説の社会学
(岩波人文書セレクション)
岩波書店, 2011.11
- タイトル読み
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タンテイ ショウセツ ノ シャカイガク
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注記
2001年1月刊の再刊
岩波人文書セレクションに寄せて: p255-261
巻末に図版出典あり
内容説明・目次
内容説明
近代になって誕生した探偵小説というジャンルは、“都市”の成立とも密接な関係を持っている。近代とは何か、都市における欲望のありようとは何か、探偵小説は多くの示唆を与えてくれる。一九世紀から今日までの探偵小説を通じて、探偵小説を消費する精神の土壌を分析し、その言語の有する問題性にまで迫る。
目次
- 第1章 猫と探偵と二十世紀(起源と模倣;猫と探偵;探偵とは誰か;ある興味;ディスクールの不安)
- 第2章 緋色の研究(ザディグの方法;デュパン、あるいは深さのゲーム;緋色の研究;最後の挨拶)
- 第3章 探偵小説の屈折と戦争(ABC;義眼のなかの動機;童謡殺人;都市の名づけえぬ顔;狂気の通路)
- 第4章 探偵のディスクール(想起と眠り;遊歩、蒐集、そして探偵;解釈の詐術)
「BOOKデータベース」 より