方丈記
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書誌事項
方丈記
(ちくま学芸文庫, [コ10-9])
筑摩書房, 2011.11
- タイトル読み
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ホウジョウキ
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注記
鴨長明関係年表: p229-231
主要参考文献: p232-234
内容説明・目次
内容説明
日本古典文学中屈指の名文『方丈記』。著者鴨長明が見聞し体験した、大火、大風、遷都、飢饉、大地震などが迫真の描写で記録され、その天災、人災、有為転変から逃がれられない人間の苦悩、世の無常が語られる。やがて長明は俗界から離れ、方丈の庵での閑居生活に入りその生活を楽しむ。しかし、本当の心の安らぎは得ることができず、深く自己の内面を凝視し、人はいかに生きるべきかを省察する。本書は、この永遠の古典を、混迷する時代に生きる現代人ゆえに共鳴できる作品ととらえ、『方丈記』研究第一人者による新校訂原文とわかりやすい現代語訳、理解を深める評言によって構成した決定版。
目次
- 序章
- 安元の大火
- 治承の辻風
- 福原への遷都
- 養和の飢饉
- 元暦の大地震
- 住みにくき世
- あられぬ世
- 仮の庵のありよう
- 草庵の生活
- 仮の庵もふるさとなり
- 手の奴、足の乗り物
- 終章
「BOOKデータベース」 より