『源氏物語』表現の基層

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『源氏物語』表現の基層

今野鈴代著

笠間書院, 2011.11

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源氏物語表現の基層

『源氏物語』表現の基層探求

源氏物語表現の基層探求

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ゲンジ モノガタリ ヒョウゲン ノ キソウ

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Note

学位論文「『源氏物語』表現の基層探求」(鶴見大学, 2000年)を中心として、その後発表された論文、その他を併せまとめたもの

Description and Table of Contents

Description

文学作品に限らず広く歴史資料・諸記録をも見渡したうえで『源氏物語』に向かうと、作品世界の各「表現」の必然性が明らかになる。作品成立当時の社会の共通理解を読み解き、本文表現を個別に考証する。『源氏』をできる限り書かれた当時のままに読むにはどうしたらよいのか。読解の第一歩。

Table of Contents

  • 第1編 背景としての史実考察(もう一人の一世源氏—醍醐皇子允明の場合;「乳母子惟光」誕生の時代背景)
  • 第2編 蔵人所の人々(蔵人所の“兄弟同職”にみる一設定;「蔵人五位時方」をめぐって;「蔵人より冠たまはる」—叙爵時年齢の考察)
  • 第3編 表現のちから(「天神・道真」一つの表敬表記;「后と女御」排列表現考;六条院の女楽・奏者の排列表現考)
  • 第4編 歌のこころ(引歌表現—“子”をめぐる一様相;『和泉式部日記』との交渉その一—「我は我」表現に関して;『和泉式部日記』との交渉その二—共通する二、三の語句表現に関して)
  • 第5編 時代とことばと(俊成の父 定家の父—敬慕のかたち;「由祓」覚書—変遷のすがた;六条院の筍料理—地火炉次のこと)

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