琥珀の眼の兎
著者
書誌事項
琥珀の眼の兎
早川書房, 2011.11
- タイトル別名
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The hare with amber eyes : a hidden inheritance
- タイトル読み
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コハク ノ メ ノ ウサギ
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内容説明・目次
内容説明
陶芸家のエドマンドは東京の大叔父の部屋で出会った264の美しい根付に魅了された。やがて根付を相続した彼は、その来歴を調べはじめる。根付を最初に手に入れたのは、彼の曾祖叔父だった。19世紀後半に日本から輸出された根付はマルセイユに上陸して、美術蒐集が趣味の曾祖叔父の手に渡った。根付たちは華やかなりし頃のパリでプルーストやルノワールに愛でられ、その後、ウィーンの大富豪の親類の手に。だが、ナチスの魔の手が一族と根付に忍びよってくる—。根付の壮大な旅路を追いながら、エドマンドは一族の哀しい歴史を知る。全英を絶賛の渦に巻き込んだ傑作ノンフィクション。「エコノミスト」紙、「サンデー・タイムズ」紙コスタ賞ブック・オブ・ザ・イヤーに選出、王立文学協会オンダーチェ賞受賞。
目次
- 第1部 パリ—一八七一‐一八九九(ウエストエンド;リ・ド・パラド ほか)
- 第2部 ウィーン—一八九九‐一九三八(ポチョムキンの町;ツィオンシュトラーセ ほか)
- 第3部 ウィーン、ケヴェチェシュ、タンブリッジウェルズ、ウィーン—一九三八‐一九四七(「大行進に理想的な場」;「二度とはない好機」 ほか)
- 第4部 東京—一九四七‐二〇〇一(タケノコ;コダクローム ほか)
- 結び 東京、オデッサ、ロンドン—二〇〇一‐二〇〇九(ジロー;アストロラーベ、平板、地球儀 ほか)
「BOOKデータベース」 より